キヤノンの本気を見た!EOS KISS Mを購入したので思ったことをつらつらと

キヤノンのkissと言えば一眼レフカメラの中で一番売れている機種なんです。そのkissがついにミラーレス一眼のEOS Mシリーズに投入されました。

ミラーレス一眼にKISSの名前がつくということは、いよいよキヤノンがミラーレスカメラに本気を出すということなんです。

僕がデジタル一眼のカメラを使い始めたのも初代EOS Kissなので、ミラーレスの初代Kiss Mも使ってみたくて購入してしまいましたw

EOS KISS Mを見ればキヤノンの本気度がわかる

キヤノンは最新機能を下位機種へ投入し、市場の反応をみたり機能のテストをするんです。ミラーレスKissはEOS全体で見ても初のボディ内手ぶれ補正を搭載し、下位機種で初の4K動画の撮影もできるようになっています。Kissに搭載されたということは、今後発売されるキヤノンのミラーレスシリーズにはボディ内手ぶれ補正は定番化するだろうし、4K動画にしてもEOS全体で搭載されることでしょう。

最新のKissをみると今後発売するキヤノンのカメラの方向性がわかるんです。

Kiss Mの外観から見ていきましょう

正面から見るとMマウントの中にAPS-Cサイズのセンサーが見えますね。マウントの右側に見えるのがレンズを外すためのボタンとなっています。

グリップもしっかりとありますが、Kiss MはEOS全体で見ても最小最軽量のカメラとなっているので、女性の小さい手でも小指があまると思います。しかし、背面に親指がかかる凸部があるので、グリップの不安定さは僕はさほど感じませんでした。むしろこのサイズなのに構えたら意外にも安定感があるんですよね。

ファインダーから見て左側には外部マイクの差込口(3.5mm経ステレオミニプラグ)と、NFC Forum Type3/4 Tag準拠のマークがあります。

背面にはミラーレス一眼でもめずらしいバリアングル液晶とファインダー、各種操作部があります。

右側にはHDMI端子(タイプD)とWi-Fiボタンがあり、接続設定がしてあるスマホなどの設定をすぐに呼び出せるような工夫がしてあります。

右側から見ると正面のグリップと背面にも親指をかけられるグリップがあるのがわかると思います。この親指グリップに指をかけるとかなり安定して構えることができました。

バッテリー容量も小さく撮影可能枚数は200枚台と少なめ

底面にはバッテリーとSDカードの挿入口があり、バッテリーケースのフタにはDCプラグを挿すためのフタがついています。

バッテリーパックはLP-E12で実際に撮影してみたところ丸一日撮影するのには心もとない感じがしましたが、あまり写真を撮らない初心者のかたであれば十分持つと思います。撮影枚数てきには200枚前後は安定して撮影できると思います。

しかし、レフ機(ミラーがある一眼)のKissでは一回の充電で600枚以上撮影可能なので、撮影枚数が少ないのはミラーレスのデメリットのひとつですね。SONYのα7シリーズもバッテリーに悩まされるようなので、軽くコンパクトなミラーレスを選ぶか、大きく思い一眼レフを選ぶかは好みの分かれるところだと思います。

バリアングル液晶はひっくり返せば液晶が汚れなくていいかも

EOS M初のバリアングル液晶はクルッとひっくり返すことで、背面の液晶がなくなりさっぱりするし、液晶を隠すことで傷などから守ったりファインダーをのぞいて撮影しても鼻の脂がつかないのが地味にうれしいかもw

Kiss Mの外観はEOS Mの最上位機種であるM5とそっくりで、パット見だと上位機種に見えます。地味にうれしいのが内蔵ストロボの存在と、外部ストロボを装着できるストロボ端子も標準搭載しているので、EOSシリーズのアクセサリーもそのまま使えます。

僕は580EXⅡを持っていますがKiss Mには大きすぎるので、廃盤になっていますが320EXならバウンス発光もできてコンパクトなので、気になっています。しかし一度上位機種を使ってしまうと下位機種は操作性がつらいんですよね。。。

キットズームのEF-M15-45mmは最近流行りの繰り出し式

写真に写っているレンズの鏡筒側面にあるスイッチのような場所を、矢印の方向に押してからレンズを捻らないと撮影自体ができないんです。レンズ自体コンパクトだしズームロックにもなっているので便利なんですが、とっさの時に撮影ができないので個人的には好きではないんですが、コンパクトさとのトレードオフなんでしょうね。

描写は高級レンズにかなわないけど1万円台のレンズとしてはなかなか優秀なんです。たしかに線が太い感じはするけれど、言われなければだれも気が付かないとおもいます。

キヤノンのキットズームは評判が良くて5~6万円くらいのレンズだと「あれ?高いレンズかったのにキットレンズのほうが画質がいい気がする。。。」となってしまうので、「もっと高画質を。。。」と思っても、レンズの良し悪しがわかるまでは単焦点レンズ意外には手を出さないほうがいいでしょうねw

EF-MシリーズのズムレンズはEF-M 11-22mm以外はプラマウント(マウント部がプラスティック)なので、中級者の方たちは気になるかもしれませんね。

EVFと光学ファインダーは比べるものじゃない

カメラ趣味のおじさんたち(カメ爺)が「光学ファインダーじゃないと。。。ブツブツ…」などといいますが、どちらが優れているではなく一長一短だと思っています。

ちなみにKiss Mのロゴはカメラの左肩についているので、正面から見たらEOS M5なのかKiss Mなのかひじょうにわかりずらくなっています。

光学ファインダーの特徴
  • 見え方が自然
  • 目が疲れない
  • レンズの明るさに依存する(ファインダーの明るさ)
  • 動いている被写体を追いやすい
  • 暗くなってもノイズが出ない(ファインダー内)
  • 暗い場所では明るく見ることができない
EVFの特徴
  • ファインダ内は映像を見ている感じ
  • 長時間つかうと目が疲れる
  • 撮影結果とおなじ映像をみながら撮影できる
  • 薄暗いところでも明るいファインダー
  • 撮影情報などを多く表示できる
  • ファインダーを覗いたまま撮影した写真を確認できる

OVF(光学ファインダー)もEVFもそれぞれ、メリット・デメリットがあるんです。どちらが良いとかではなく特徴をしっかりと捉えて使わないと、せっかっくの良いところがスポイルされてしまします。

Kiss Mの操作性はとても考えて作られている

Kiss Mにはダイヤルがシャッターボタンの部分に配置されたひとつしかありません。一見すると操作性が悪く見えますが、これが意外と操作性もわるくないんです。

背面の十字キーとダイヤルの組み合わせで絞り変更や露出の変更、AF・MFの切り替えなど操作性も直感的におこなえます。そのうえタッチ液晶と組み合わせて使うと初心者でも設定変更が楽に行えるように設計されていることに感心してしまいました。

ISO感度はシャッターボタンの左後ろにある”M-Fn”ボタンを押してダイヤルを回すだけなので、こちらもワンボタンワンダイヤルで操作できます。この操作方法は中級機と呼ばれるカメラにも採用されている操作方なので、慣れてしまうとコンデジのような操作感には戻れないほど快適なんです。

さいごに

Kiss Mは胸を張って初心者さんにおすすめできるカメラだと思います。高感度にも強いし4K動画も撮れる。

キヤノンは上位機種にも採用していないような機能をEOS Mシリーズの入門機である、Kissに搭載してきました。このことから、やっとキヤノンが重い腰を上げてミラーレスカメラ市場に乗り込んでくるということなんです。

もうすこし使ってみてから、今度は使用感などをレビューしたいと思います。

いつになるかわかりませんがwこのブログは不定期更新なのでご容赦ください。

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